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【レビュー】Apple HomePodを約2週間使ってみての感想


アップルのスマートスピーカー「Homepod」を日本での発売日(2019/08/23)に購入し、約2週間が経過致しました。
そこそこ使い倒して、この製品の実力などもある程度見えてきましたので、ここらでレビュー・・と申しますか、感想を書いておきたいと思います。

Apple HomePodとは

この記事を訪れた方で「HomePodって何?」って人はおそらくおられないと思いますが、下記の記事に大雑把なHomePodの概要や僕が本製品を購入するにあたり事前に考えていたことなどを書いておりますので、合わせてこちらも読んで頂けたら幸いです。

やっとAppleのHomePodがこの夏に日本でも発売。我が家に導入するかを悩んでみた。 発表から2年の歳月を経てやっと日本でも 正直なところ、もはや存在を忘れていた人も多いのではない...

セットアップについて

セットアップはアップルらしく極めてシンプル

発売後2週間も経過していることもあり、すでにいろんなメディアやブログなどで紹介されているので、HomePodの詳細なセットアップ方法についてはここではあまり述べないことにしますが、ぶっちゃけ説明なんて必要ないレベルのシンプルさ。

  1. 電源ケーブルをコンセントにつなぐ。
  2. iOS機器(iPhone、iPad、iPod Touchなど)をHomePodに近づける。
  3. 画面に表示される案内に「設定」をタップ。あとは画面の指示に従って幾つか答える。

基本的にはこれだけです。
Apple IDやらパスワード、ありがちなWi-FiのSSIDやパスワードの入力・・といった面倒な入力は何もありません。あらかじめ自宅のWi-Fiに接続されていてApple MusicやiCloudの設定がされてて動作しているデバイス(要は普通に利用しているデバイス)であればほとんどなにも設定する項目はないかと思います。
ここら辺は実にアップルらしい「超」がつくほどのシンプルさで好感が持てますね。
ただし、HomePod自体「Apple Music」に加入していることがほぼほぼ前提となる製品ではありますが(※補足)、Apple Musicに加入していない環境でセットアップを実施すると途中でApple Musicへの加入を促す画面が表示されるようです(もちろん、加入せずに先に進めることも可能)。

【補足】
Apple Musicに加入していなくてもAirPlayに対応したアプリから音声をHomePodに飛ばすことでiTunesで購入した楽曲やSpotify等の他のサブスク系音楽配信サービスの楽曲を聴くことも可能です。

 

セットアップの流れ

一応セットアップの流れを簡単に載せておきます。

(1)HomePodの電源が入った状態でiPhoneなどのiOSデバイスを近づけるとこんな画面が表示されるので『設定』をタップ。
(2)HomePodを設置する場所を選ぶ(後からアプリ「ホーム」で設定変更可能)。
(3)パーソナルリクエスト機能(Homepodをつかってカレンダやリマインダの追加や確認、メモの作成、メッセージを送る、電話をかける事などができる機能)を利用する場合は『パーソナルリクエストを使用』をタップ。
【注】HomePodを家族と共用で使っていて予定等を見られたくない・・といった事情がない限りは本機能は「使用」で構わないと思います。
(4)利用規約を読んで『同意する』をタップ。
(5)そのまま『設定を転送』をタップしてiCloudに紐づいた各種情報をHomePodに転送します。
(6)設定には数分かかります。このまま待ちましょう。
(7)以上でセットアップは完了です。

(補足)HomePodの設定変更について

セットアップ後にHomePodの設定を変更する場合には、アップル純正アプリ「ホーム」を使います。

(1)アプリ「ホーム」を起動します。

【補足】
「ホーム」をインストールしていないデバイスの場合は、セットアップ時に「ホーム」をインストールするよう促してくる仕様のようです。

(2)HomePodのアイコンを長押しします。
(3)「設定」をタップします。
(4)本画面で自分の好みの設定に変更できます。

約2週間使ってみての感想

音質について

同ジャンルに属する他社競合製品に比べるとかなり「オーディオスピーカー」としてちゃんと作られている製品だと感じます。
どちらかというと音作りの方向性はモニターとは真逆のリスニングスピーカー的な創られた音・・といった印象ですが、高音、中音、低音ともなかなかバランスよく繋がっていて、「音楽」を楽しむための良い音を綺麗に奏でてくれます。
その中でも特徴的なのは低音の豊かさ。このサイズのスピーカーとしてはかなり迫力のある低音が響きます。ですが、比較的小型&廉価なスピーカーだとやたらブーミーな低音が出る製品も多いのですが、HomePodは引き締まった心地よい良質な低音といった印象です。
ただ、逆にいうとEDM等でもっとズンドコした重低音が欲しい・・という方にはやや物足りないのかもしれません。また、おそらくは低音が豊かすぎてチョット低音過多・・って評価する人もいると思います。ここら辺は完全に好みの世界かと思いますが、音質に関しては万人に評価される音というのはありえないので、設定にイコライジング機能をつけて欲しいところではありますね。
それと、低音の豊かさゆえ、マンションだと夜はボリュームに気を使わないと近所迷惑になってしまうかもしれませんが、このHomePodはボリュームを小さくしても低音が痩せないのも個人的は評価できるポイントだと思います。
解像感も値段相応になかなか良い方だと思います(高級なオーディオシステムと比べてはいけません)。
音質のついての総評としては、ピュアオーディオ的に曲をがっつり聴き込む・・というより、BGMとして長時間音楽を楽しむことを追求しているスピーカーといった感想を持ちました。

Siriによる音声アシスタント機能の実力は?

ネット系のメディア等では、Amazon Echo(Alexa)やGoogle Homeと比べ、アップルのSiriのAIアシスタント機能はあまり優秀ではない・・という評価が多いようです。
自分はあまり他社の音声アシスタントを使ったことはないのですが、確かに我が家の「Siriさん」はあまり賢くはないです(もちろんポンコツな僕よりははるかに賢い)。たとえばAlexaみたいにタクシー呼んだり、銀行口座の残高照会・・なんてことはSiriさんには無理です。
ただ、僕の場合は最初から音声によるAIアシスタント機能自体、さほど重視していなかったので(最初は物珍しくて遊んでみるかもしれないけど、どうせほとんどの人はすぐに使わなくなると思う)、とりあえずちゃんと聴きたい音楽がちゃんと再生さえできれば構わないと考えていました。
で、実際2週間使ってみての感想としては「Siriさん、意外にやるやん!」ってとこでしょうか。
僕が聴くのはほとんど洋楽ですが、僕の拙いカタカナ英語読みでもちゃんと認識してくれます。
ただ、難点もあります。
自分は2001年に最初のバージョンがリリースされて以来、もう20年近く楽曲管理ソフトとしてiTunesを使い続けており、僕のiCloudミュージックライブラリには1万曲以上の楽曲が登録されていて、(1)CD等から取り込んだもの、(2)iTunes Storeで購入したもの、(3)Apple Musicで登録したものといった楽曲たちが混在してる状態なのですが、洋楽系の楽曲の場合、前述の(1)(2)(3)の登録方法によってアーティスト名や曲名が英語だったり日本語(カタカナ)だったり、さらに曲によってはライブラリに「読みがな」を日本語で淹れてたりそのままだったりと・・かなりムッチャクチャな状態になっています。
(Apple Musicのアーティスト名や曲名のカタカナ仕様はホントなんとかして欲しい・・)
Siriは基本iCloudミュージックライブラリに登録されている情報で音声認識をしている模様ですが、僕のカオスなライブラリだとSiriさんに「すみません、Apple Musicでもライブラリでもお探しのものを見つけられませんでした。」とお断りされてしまうこともしばしば。
たとえば「Guns N’ Roses」を「ガンズ・エヌ・ローゼズ」と言ってあげないと理解してもらえなかったり・・みたいな感じです。
快適に使うにはライブラリの整理整頓をしておく必要があるかもしれません。

AirPlay2での使用の方がやはり便利かも

期待していなかった分、思っていたよりはSiriによる音声アシスタントは優秀でした。とはいえ、前述のようにやっぱりライブラリの状態によってはうまくアーティスト名・アルバム名・曲名を認識してもらえないこともあり、またアルバム名や曲名などが「うろ覚え」であるケースも多々あると思われ、音声だけで全てをコントロールするのはなかなか難しいのではないでしょうか。
また、それに僕は古い人間なので、たとえ一人で自宅にいる時においてもSiriさん相手に「会話」するという行為自体やはり多少の恥ずかしさを感じてしまいます(・・と言いつつ、なんだかんだ慣れつつもあるのですが・・)。
ですので、僕はAirPlayでiPhone等から楽曲を転送して利用する方法がメインになると思います。

Apple TVとの連携が何気にすばらしい。でも、難点も・・・

HomePodはApple TVの音声出力用のスピーカーとしても利用することもできます。
これが結構いい感じです。
HomePodは一般的なBluetoothスピーカーと違い、ほぼ「全く無い」と言っても良いほど音声の遅延が少ないのでNetflixやYouTubeなどの動画視聴に適しています。
また、「Hey Siri、一時停止」「Hey Siri、次の動画」と言った感じで動画の再生をHomePodのマイクから指示することも可能です。
もちろんHomePodはサラウンド再生・・どころか(1台だと)ステレオ再生ですら無いので、ホームシアター的な使い方ができる訳ではありません。またHomePodは外部入力端子どころかBluetoothでの入力すら無い超シンプルな仕様ですので、テレビやブルーレイレコーダーなどからの出力をHomePodの入力ソースにすることはできません。

もう一つ、HomePodをApple TVに接続して使うことのメリットですが、Apple TVとHomePodを接続している状態で音楽の再生をおこなうと、ちゃんとApple TV側にもアルバムジャケットや曲名などの情報が出力される仕様になっています。AmazonのEcho ShowやEcho Spotのようにスクリーン付きのスマートスピーカーっぽい使い方もできますね(あくまでも簡易的なレベルですが)。どうせなら、天気予報等、スケジュール、リマインダなどの画面表示や、FaceTimeにも対応してくれたら嬉しいですね。今後のアップデートに期待したいところです。

Apple Musicの楽曲を再生するとこんな感じでジャケット写真や曲名などの情報がテレビにも表示される。

ただ、僕の環境だとApple TVの設定でHomePodが認識されない、設定画面が1〜2分程度固まってしまう・・といった感じていまいち接続が安定しません。固まったりするのは自宅のApple TVが旧型で処理能力不足なのかもしれませんが、できれば今後のアップデートで改善して欲しいところです。

総評

自分は1台しか購入しておりませんのでステレオペアでの使用についてのレビューはできませんでした。また、HomeKitに対応した家電も現時点で持っていないので、Siriによる家電のコントロールも試すことができませんでした。ここら辺は今後試してみたい部分ではありますが、今回レビューとして書けなかったことに関してはご容赦いただければと思います。今後試す機会があれば追記したいと思います。
最後に総評ということで締めさせてもらいますが、個人的には「大満足」の一品でした。

ネット等ではAmazon EchoシリーズやGoogle Home等の競合製品に比べ「高額すぎる」との評価が多いようですが、実際所有してみて質感や性能を知れば約3万5千円(税込)は特別高額では無いと感じました(もちろん安くはありませんが・・)。

噂ではすでに後継機の開発が進んでいて、後継機はAmazonやGoogleに対抗して「廉価」な方向に・・という話のようです。ですが個人的にはこのまま方向性を変えずオーディオ寄りな製品であって欲しいと願っています。

  1. 個人的には他社競合製品と比べて音質は圧倒的に良い。ちゃんと「音楽」を楽しむことができる製品に仕上がっている。
  2. 想定していたよりはSiriさんはなかなか優秀。他社競合製品に比べるとやれることは少ないが楽曲再生に関しては特に大きな不満はなし。
  3. AirPlay2に対応したアプリであればApple Music以外のサブスク音楽配信サービスなども利用可能。動画の再生においての遅延が少なさは非常に優秀なレベル。
  1. AppleのiOSデバイス所有、Apple Music&iCloud加入している人だけの完全な「アップル信者」仕様。AndroidやWindowsはともかく、せめてMacではセットアップできるようにすべきでは?また、CD等から取り込んだ楽曲も楽しむにはiCloudのストレージも増加(有料プラン)しておかないと難しいかも。
  2. 外部入力端子を付けろ・・とまではいわないが、せめてBluetoohでの接続くらいはサポートしてくれるとAndroid機などでもサブ的に使えるのだが・・。

 

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